
セルフプレジャーが語られる時代へ
最近、「ヨニワンド」や「セルフプレジャー」という言葉を耳にする機会が増えてきました。
少し前までは、女性が自分の身体や性について語ること自体がタブー視されていた時代もありました。
けれど今は少しずつ、女性が自分自身を大切にし、自分の身体・お膣や感覚に目を向けることが大事にされ始めています。
これはとても自然で、とても大切な流れだと感じています。
なぜなら、これまで女性の性はどこか抑圧され、「楽しむものではない」「隠すもの」という価値観の中で扱われてきたからです。
一方で、男性の性は社会的にも比較的オープンで、娯楽としての側面(風俗・AV)も多く存在しています。
このバランスの偏りが、女性が自分の感覚や女性性とのつながりを失っていく一因になってきたとも言えるかもしれません。
セルフプレジャーはフェムケアの一つである
セルフプレジャーとは、単なる快感のための行為ではありません。
自分の身体に意識を向け、感じ、受け取るという「ケア」の一つです。
フェムケアという言葉が広まってきた今、身体の外側だけでなく、内側の感覚にも目を向けることが大切にされています。
その中で、ヨニワンドや指を使ったセルフプレジャーは、自分自身とのつながりを取り戻すための一つの方法になります。
他人軸から自分軸へ|主体性の回復
パートナーとの関係の中で起こる性の体験は、どうしても「相手との関係性」が中心になります。
そこには愛やつながりという素晴らしい側面がある一方で、自分の感覚が後回しになってしまうこともあります。
一方でセルフプレジャーは、自分が主役です。
自分が自分の身体に触れ、感じ、自分の心地よさを探っていく。
これは「自分が自分を満たす」という、とても主体的な行為です。
言い換えれば、自分の幸せや心地よさに対して、自分で責任を持つということでもあります。
この感覚は、自己否定をやわらげ、自己肯定感を育てることにもつながっていきます。
身体の声に気づくということ
セルフプレジャーを通して、多くの女性が初めて気づくことがあります。
それは、「自分の身体がどんな状態にあるのか」ということです。
例えば、
・思っていたより硬い部分がある
・感覚が鈍くなっている場所がある
・触れると違和感を感じる部分がある
こうした気づきは、日常生活の中ではなかなか得られないものです。
身体に直接意識を向けることで、これまで見過ごしてきた緊張や違和感に出会うことができます。
感情と身体はつながっている
身体の中にある緊張は、単なる筋肉の問題ではないことも多くあります。
そこには、これまで感じきれなかった感情や、無意識に抑えてきた思いが関係していることもあります。
セルフプレジャーを通して身体に触れると、そうした感情にふと気づく瞬間があります。
・なぜか涙が出てくる
・安心したような感覚になる
・深く息ができるようになる
こうした反応は、身体が安全を感じ、緊張をほどき始めたサインです。
無理に何かを変えようとする必要はありません。
ただ感じて、ただ呼吸を向けていく。
それだけで、少しずつ変化は起きていきます。
自分の身体を知るという体験
もう一つ大きなポイントは、自分の身体の構造を知ることです。
これまで意識を向けてこなかったお膣に触れることで、
「こんな形なんだ」
「こんな感覚なんだ」
という発見があります。
この体験は、とてもシンプルですが、とても深いものです。
自分の身体を理解することは、自分を大切にすることにつながります。
緩みと潤いの関係
セルフプレジャーを通して起きる変化の一つに、「緩み」があります。
お膣が緩むと、血流が良くなり、内側の循環が整っていきます。
その結果として、本来の潤いが戻ってくることがあります。
これは何かを無理に変えた結果ではなく、身体が本来の状態に戻ってきた自然な変化です。
緊張が続いている状態では、身体は守りに入り、閉じた状態になります。
ゆるむことで、その防御が少しずつほどけていきます。
フェムケアとは「自分を大切にすること」
フェムケアとは、特別なことをすることではありません。
自分の身体に意識を向けること。
自分の感覚を大切にすること。
その積み重ねです。
セルフプレジャーも、その一つの形です。
誰かに与えられるものではなく、自分で自分を満たすという経験は、とても深い安心感につながります。
最後に|感じることを許す
これまでの社会の中で、女性は「感じること」をどこか抑えてきた部分があります。
けれど本来、人は感じることで生きています。
心地よさも、違和感も、すべて大切なサインです。
セルフプレジャーは、その感覚に戻るための一つの入り口です。
無理に何かをしようとする必要はありません。
ただ、自分の身体やお膣にやさしく触れてみること。
そこからすべてが始まります。

コメント