
不妊について語られるとき、医療的な数値や検査結果が中心になることが多いですが、日々、身体に触れ、人の「状態」を感じている立場から見ると、そこにはもう少し手前の段階があります。
私は男性セラピストとして、男女それぞれの身体に触れ、その緊張、疲労、冷え、呼吸、氣の巡りを感じてきました。
その中で感じている不妊の大きな原因は、主に二つあると考えています。
不妊の原因 ① 男性の精子が弱まっている可能性
過労・ストレス・睡眠不足が精子に与える影響
まず一つ目は、男性側の問題です。
これはスピリチュアルな話ではなく、医学的にもある程度分かっていることですが、
- 慢性的なストレス
- 長時間労働・過労
- 睡眠不足
- 自律神経の乱れ
これらは、精子の質(数・運動率・DNAの健全性)に
悪影響を与えることが知られています。
ストレスがかかると、男性ホルモン(テストステロン)の分泌が低下し、精子を作る力そのものが弱まります。
また、睡眠中にはホルモンの調整・修復が行われるため、慢性的な睡眠不足は、「回復しきれない身体」で精子を作る状態になります。
男性の身体が「戦闘モード」になりすぎている
セラピストとして身体に触れていると、多くの男性が、
- 呼吸が浅い
- お腹が硬い
- 下半身が冷えている
- 常に緊張状態
いわば戦闘モードのまま生きています。
命を繋ぐ行為は、本来「リラックス」と「回復」の延長線上にあります。
戦い続けている身体から、健やかな精子が生まれにくいのは、とても自然なことだと感じています。
不妊の原因② 女性の身体が子供を宿す状態にない可能性
過労・ストレス・睡眠不足と子宮の状態
二つ目は、女性の身体の状態です。
これも決して「女性のせい」という話ではありません。
むしろ現代社会では、
- 仕事
- 家事
- 人間関係
- 我慢
- 気遣い
多くを女性が背負わされています。
過労や慢性的なストレス、睡眠不足は、自律神経やホルモンバランスを乱し、
結果として、
- 子宮周辺の血流低下
- 冷え
- 骨盤周りの緊張
- 内臓の下垂・硬さ
といった状態を生みやすくなります。
子宮は「守られている」と感じて初めて開く
これは少し身体感覚・スピリチュアル寄りの話になりますが、私はとても大切な視点だと思っています。
子宮は、「安全」「安心」「大丈夫」と感じているときに、本来の力を発揮します。
逆に、
- 常に気を張っている
- 休めない
- 我慢が当たり前
- 自分を後回し
そんな状態では、身体は守りに入るのが自然です。
命を宿すという行為は、身体にとってはとても大きな出来事です。
「今は守るべき」「余裕がない」
と身体が判断すれば、
子宮が閉じるのも無理はありません。
出産は、女性にとって命懸けの神事である
最終的に、子供は女性の身体に宿り、出産は女性の身体で行われるものです。
これは事実として、命懸けの出来事です。
昔の日本では、出産は「神事」として扱われ、女性は大切に守られていました。
それほど尊い行為だからこそ、女性の身体が、
- 緩んでいる
- 温かい
- 休めている
- 安心している
という状態であることが、絶対条件だと私は感じています。
男性セラピストとして伝えたいこと
不妊は、誰か一人の問題ではありません。
男性も、女性も、社会の在り方も、生き方そのものも、すべてが関係しています。
だからこそ、
- 頑張りすぎていないか
- ちゃんと眠れているか
- 身体は緊張しっぱなしではないか
- 安心して緩める時間があるか
- 三大欲求を丁寧に満たせているのか
この「手前の部分」をもう一度見直してほしいのです。
命は、管理や努力だけでは生まれません。
緩み、回復し、安心した先に、そっと訪れるものだと、私は身体を通して感じています。

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