フェムケアの必要性を男性セラピスト目線から|女性の身体と心に寄り添うケアとは

柔らかな光の中で咲く花。フェムケアや女性性開花を象徴する、内なる美しさとゆるみの表現。
女性性が開く瞬間は、外見ではなく内側のやわらかさから始まる。

最近、「フェムケア」や「ヨニケア」という言葉をよく耳にするようになりました。

私がセラピストとして活動を始めたのは約2年前ですが、その頃からお客様の99%以上が女性でした。
自然と女性の身体や心のケアについてお話しする機会が増え、フェムケアについても少しずつ深く学ぶようになりました。

今では、カウンセリングを含めた施術や「女性のお悩み相談」の中で、女性の身体のケアについてお伝えすることが多くなっています。

今回は、男性セラピストという立場から見たフェムケアの必要性についてお話ししたいと思います。

目次

全ての女性に必要なケア

「フェムケア」と聞くと、生理用品やサニタリーショーツ、サプリメント、セルフプレジャーアイテムなどを思い浮かべる方も多いかもしれません。

けれども本来のフェムケアとは、女性の身体にある“ゆらぎ”をやさしく整え、心と体を内側から調和させていくケアのことを指します。

たとえば、スキンケアが「肌を整えるケア」、ヘアケアが「髪を整えるケア」だとしたら――
フェムケアは「女性の身体そのものを内側から整えるケア」。

月経周期やホルモンの変化、更年期など、女性の身体は一生の中で大きく変化していきます。
その時期ごとに、気分の浮き沈みがあったり、理由もなく悲しくなったり、イライラしたり。

そうした“心と身体の揺らぎ”を、やさしく受け止めてあげるのがフェムケアの本質です。

つまりフェムケアは、「我慢する」ためのケアではなく、
自分をもっとやさしく感じ取り、ゆるめ、包み込むための“セルフラブ(自己愛)の実践”でもあるのです。

性の話をまだタブー化する社会

人間には「睡眠欲」「食欲」「性欲」という三つの大きなエネルギーがあります。

その中で“性”だけは、今の社会ではどこか語りにくく、抑えなければならないものとして扱われがちです。
けれど本来、性は命の源

誰もが生まれたその瞬間から持っている、生きるための自然なエネルギーです。

この性のエネルギーが滞りなく流れていると、心は穏やかになり、身体は緩み、呼吸が深くなります。
それはまさに、深いリラクゼーションそのもの。

セラピストとして、セックスや目合い(まぐあい)を通して性欲を満たすことは“究極のリラックス”だと感じています。

僕のところへお越しいただく方は身体の不調や心の悩みだけでなく、「性」にまつわる相談をされたりもします。
それは恥ずかしいことでも、特別なことでもありません。

人間として自然なエネルギーの流れについて話すこと――それは、とても健やかなことだと思うのです。

実際、性に関する悩みを抱える女性は少なくありません。
パートナーとの関係に違和感を覚えたり、満たされない感覚を抱えたり、「女性としての自分」をどう扱えばいいのかわからなくなってしまう人もいます。

日本ではまだ、“セックス(目合い)”をオープンに語る場が少ないかもしれません。けれど、誰かに安心して話すことで、ふっと心が軽くなることがあります。

「自分だけじゃない」とわかることで、少しずつ身体があたたまっていくのです。

僕にとって「性の話」は、肩こりや腰の張りの話と同じように、“からだの声”のひとつです。
それは人間が持つ自然なエネルギーの流れであり、恥じるものではありません。

だから私は、「性」を特別視せず、自然体のまま受け止められる空間をつくりたいと思っています。

そこから、本当の“ゆるみ”が始まるのだと感じています。

自分のからだに意識を向けると悩みが解決することも

男性社会を生きていると女性は男性性が強くなり、意識が子宮やお膣から遠ざかることがあります。
すると子宮の声が聴こえなくなり、子宮の必要としているケアを与えられない状態が長引くと子宮の病気になったり。

また、女性は感情的な出来事(トラウマなど)で処理しきれないものを子宮に溜めてしまう傾向があります。
すると子宮が冷えたり、お膣が緊張して強張ったり、子宮や膣への血流が滞ったりして機能がどんどん低下していきます。

自分を撫でる

セラピストとして僕の哲学の土台ともいえるほど大事なことです。

まるで赤ちゃんを撫でるかのように自分をやさ〜しく撫でる。
頭のてっぺんから足先まで身体の隅々をやさ〜しく撫でる。

自分を撫でることで意識を自分の身体に戻すことができます。

それができると自分を感じられて居心地良さ、氣持ちよさを味わえる喜びが芽生え始めます。

フェムケアは女性性の開花の扉

女性器を含む自分の身体に意識を向け始めると女性性が開花していきます。

女性性が開花していくと今まで男性性に偏っていたのがバランスの取れた状態に戻り、ホルモンバランスや心身のバランスの乱れが改善していきます。

また、女性性を取り戻すことでおまんが潤うだけでなく身体も潤い、日々が充実していきます。

胸とお腹に手を当てて呼吸を感じる女性。フェムケアやセルフラブを通して心と身体をつなぐ瞑想的なセルフケア。
意識を自分に当てることが、いちばんやさしいフェムケア。

女性の自分との対話

フェムケアは、ただ身体を整えるだけのケアではありません。

それは、自分の心と身体がどう感じているか――
日々の中で、どんなふうに頑張っていて、どんな時にほっとしているのか。
そんな“自分との対話”を思い出すきっかけでもあります。

どうか、フェムケアをきっかけにご自身の心身とやさしく向き合ってみてください。
自分を労わる時間を持ち、今感じている不調やサインに、少し耳を傾けてあげてほしいのです。

僕のところにお越しいただくお客様からいろいろなご相談をいただきます。

中でも「性」に関することは、人に話しづらかったり、男性の意見を聞いてみたいという方も多いようです。
でも、性もまた“からだの一部”。リラクゼーションやケアの延長線上にある、自然で大切なテーマだと思っています。

だからもし、誰にも話せず胸の奥にしまっていることがあれば――

どうか「こんなこと話していいのかな」と思わずに、安心して話してくださいね。
その瞬間から、あなたの中の何かが少しずつ“ゆるみ”はじめます。

月経のこと。デリケートゾーンのこと。性のこと。それらもすべて “からだ” に関する大切な話です。

もし、心やからだのどこかに小さな違和感や悩みを抱えていたら、どうか一人で抱え込まずに話してみてください。

僕にできることは限られていますが、これまでの経験の中で、誰かが“自分を大切にするきっかけ”を見つけられた瞬間に何度も立ち会ってきました。

フェムケアとは、単にデリケートゾーンを整えるケアではありません。それは、自分のからだを愛でること。
そして、“女性として生きる喜び”をもう一度思い出すこと。

性にまつわる悩みも、その奥には「もっと自分を感じたい」「安心したい」という、やさしい願いがあるのだと思います。

からだから整うと、心もゆるみ、人生そのものが少しずつ豊かに変わっていく。

それが、男性セラピストである私が感じているフェムケアの本当の必要性です。

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