男性セラピストが「フェムケア」を語る理由|女性の身体に寄り添う視点とは

黒い背景に浮かぶ一輪の黄色い花。静けさの中で生命の強さと優しさを感じさせる。
光の中で凛と咲く一輪の花。その姿は、自然体で生きることの美しさを教えてくれる。

“性”について語ることが、まだどこか恥ずかしい。

そんな空気が、いまの社会にはまだ残っています。

特に、男性が「フェムケア」や「女性の身体」について話そうとすると、
「え?なんで男性が?」とか「ちょっといやらしい」と思われてしまう。

でも、ぼくは思うんです。

その“偏見”こそが、男女の間の理解を遠ざけてきた大きな壁なんじゃないかと。

性というのは、本来もっと自然で、美しくて、尊いこと。

「恥ずかしい」ものではなく、“生きること”。
なぜなら私たちは性から生まれ、私たちの生殖器は存在している意味そのものなんです。

目次

なぜ今「フェムケア」を語る必要があるのか

現代の日本では、性教育もケアの意識もまだまだ浅いのが現実です。

多くの女性が、生理痛やPMS、ホルモンバランスの乱れなどに苦しみながらも、
それを“我慢する”傾向があります。

でも、我慢の中で心も体もどんどん固くなっていく。

感情にもフタがされて、「本当の自分」がわからなくなってしまう女性も少なくありません。

直感よりも、いろいろ考えて頭を使い、“論理的に考えることが正しい”とされる今の社会では、
心や子宮の声がどんどん小さくなり、結果として子宮の病氣も増えています。

ぼくが思うフェムケアは、単なる身体のケアではなく「女性が自分を取り戻す」こと。

そしてそのためには、男性ももっと女性の身体やリズム、心のゆらぎを理解する必要があると思うんです。

男性セラピストがフェムケアに関わる意義

ぼくは、施術を通してたくさんの女性の身体に触れてきました。

その中で感じるのは、女性の身体には“自然の時計”が宿っているということ。

月経のサイクルも、感情の波も、すべてが「命を育むリズム」そのもの。

けれど、そのリズムが社会のスピードや期待に押されてどんどん乱れていってしまう。

男性がそのことを知れば、「理解できないもの」ではなく「守りたいもの」に変わります。

男性が女性の身体を知るということは、“優しさの回路”を取り戻すことでもある。

ぼくはその循環を増やしたいんです。

ヘルスリテラシーの時代に求められる感性

いま、世界中で「ヘルスリテラシー」という言葉が注目されています。

つまり、健康や身体、命に関する正しい知識を持つということ。

けれど知識だけでは足りません。

大切なのは、“感じる力”。

たとえば、女性が生理のときに静かにしていたら、「大丈夫?」と声をかけることもフェムケアです。

身体に触れることだけでなく、“心を受け止める姿勢”が社会全体に広がっていくこと。

それが本当のケアにつながると思っています。

性をタブーにせず、命に敬意をもって語れる社会へ。

そのきっかけを、男性側からも灯したい。

夕暮れ時、淡いピンクのドレスを着た女性が湖のほとりに座り、水面に手を伸ばしている。静かで幻想的な雰囲気の写真。
柔らかな光の中で、自分の内側とつながる時間。 女性性が静かに開いていく瞬間。

女性が自分の性と向き合うことの意味

女性が自分の身体と性に向き合うことは、自分の“女性性”を取り戻すことでもあります。

多くの女性が、仕事や家庭の中で「強くいなきゃ」と頑張りすぎてしまう。

でも、本当の強さって“柔らかさ”の中にあると思うんです。

感じることを許す。氣持ち良くなることを許す。涙を流すことを許す。

それが、いちばん美しい変化の始まり。

フェムケアは、その“許し”のプロセスでもあります。

自然体に還るためのフェムケア

ぼくのマッサージの哲学は、「赤ちゃんを扱うように相手の身体に触れる」。
力を使わず、ふわっと優しく。

すると不思議と、身体の奥で“電気信号”のようなものが流れ始めるんです。

これはぼくの言葉で言うと「ゆるむ信号」。
触れる側がゆるんでいれば、その信号は相手の奥まで伝わっていき、自然と身体が呼吸を取り戻す。

心もゆるみ、女性は“本来の自分”に戻っていく。

だからぼくのマッサージや施術は“フェムケアの入り口”だと思っています。

社会の中で緊張を強いられてきた女性が、やさしさに包まれて、「わたしって本当はこんなに可愛かったんだ」と思い出せる場所。

それが、ぼくの願いです。

終わりに

フェムケアは、女性のためだけのものではありません。

男性も知ることで、愛し方が変わり、関わり方が変わる。

それは、男女の間だけでなく、社会そのものを柔らかくしていく“文化の種”だと思っています。

ぼくがフェムケアを語るのは、誰かを啓発したいからではなく、
「ゆるみ」から始まる世界を広げたいから。

女性も男性も、もっと素直に、もっと自由に、“自然体”で生きられる未来を信じて。

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